プラスチックレンズ用金型の精密加工と工具の長寿命化を実現

【レンズ金型の加工の課題】

スマートフォンにはプラスチックレンズが大量に使われていますが、カメラの機能競争による高感度化に向けたレンズの大型化や更なる広角化などが求められています。その実現には、レンズ金型の加工精度が重要になります。また、大量生産されるレンズのコスト低減の為に金型の加工においても工具の長寿命化が求められています。

 

【単結晶ダイヤモンドバイトで解決】

刃先輪郭度が高く、刃先や、すくい面にスクラッチがほとんどない単結晶ダイヤモンドバイトを使用することで、高精度な金型の成形を実現します。

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単結晶ダイヤモンドバイトの輪郭形状測定例

単結晶ダイヤモンドバイトの輪郭形状測定例 画像

単結晶ダイヤモンドバイトの刃先拡大写真

金型加工に最適な切削工具

単結晶ダイヤモンドバイト「アークシード」

【製作可能範囲】
 R寸法   : R0.03~1.0㎜
 W.A.    : ~155°
 (ウインドアングル)
 輪郭度   : 50nm~150nm
 逃げ角   : 0°~20° (円錐逃げ/円筒逃げ)
 すくい角  : -40°~+20°
 ダイヤモンドタイプ: 天然/HPHT/CVD
 結晶方位  : 100/110
 
 ※仕様は一例です。本仕様以外の製作も可能ですのでご相談ください

刃先輪郭精度50nm以下の単結晶ダイヤモンドRバイトで、金型製作時の補正加工を軽減できます。なめらかな研磨面のバイトなので3軸加工機の性能を十分に引き出せ、金型の転写性能が向上します。また、従来の2軸加工機での高精度加工も実現します。